映画『見えない目撃者』

監督:森 淳一
主演:吉岡 里帆

2011年の韓国映画『ブラインド』を日本でリメイクした作品。

ストーリー

警察学校の卒業式の夜、浜中なつめは弟を乗せ車で帰宅途中に、事故に遭ってしまう。

その事故で、なつめは弟と、自身の視覚を失い、警察を辞めざるをえなくなってしまう。

それから3年経っても、なつめは事故のことを引きずっていた。

そんなある日、車の接触事故に遭遇し、近寄ると車内から小さな声で「たすけて」と少女の声が聴こえる。

犯人はなつめの目が見えないことを知ると即座に走り去ってしまう。

この出来事を警察に話しても【目が見えない】という理由から捜査を打ち切ってしまう。

なつめは少女を救うべく奔走する————。

視覚障碍の主人公

おはようございます!ザキさんです!

今日は最近NETFLIXで鑑賞した作品『見えない目撃者』について話したいと思います。

この映画は、緊張感あふれるストーリーと、心理的な展開が魅力のサスペンス映画ですが、子育て世代にとって見どころはそれだけではありません。

まず、この映画の主人公は視覚障害者で、彼女がその困難を乗り越えて行動する様子は、子供たちに「困難を乗り越える勇気」を伝えられます。

また、映画は視覚障害という視点からストーリーが進行するため、視覚を頼りに生きる我々にとって新たな視点を提供してくれます。

子供たちにとって、視覚障害者の経験を少しでも理解し、異なる状況や視点を尊重する重要性を学んでもらう良い機会となる作品だと思います。

違う他者と向き合う

さらに、この映画は友情と信頼についての重要なメッセージも伝えています。

人々は困難な状況でも互いに助け合い、信頼関係を築くことができるというテーマは、家族や友人との関係においてとても重要な教訓です。

『見えない目撃者』はサスペンス映画ではありますが、その中には多くの人間ドラマが詰まっています。

子供たちは映画を通じてさまざまな教訓を学ぶことができ、親としては子供たちと深い対話を持つ良い機会を得ることができます。

映画は人生勉強

前回、リメンバー・ミーの時にも書きましたが、

親子で映画を鑑賞する時、ただエンターテイメントを楽しむだけではなく、

その中に隠されたメッセージを見つけ、それを子供たちと一緒に考察するのが、

たいせつだと思っています。

それにより、映画はただの娯楽から、教育の一部、人間性や社会性を理解するツールへと変化します。

教訓の詰まった良作

『見えない目撃者』は、一部、猟奇的な描写がある作品ですが、

その中にも子供たちにとって大切な教訓が詰まっていると思います。

困難を乗り越える勇気、異なる視点を尊重する心、友情と信頼の価値、犯罪や危険を回避したり、【怖いこと】を疑似体験する。

これらを映画を通じて学べるのは素晴らしいことだと思います。

まだ観ていない方には、ぜひ観てみてください。

映画はただ楽しむだけではなく、大切な教訓を教えてくれる素晴らしいメディアです。

次回も、子育て世代にとって有益で楽しい映画情報をお届けします。

どうぞお楽しみに。

ではまた!

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