監督:キム・ソンフン
主演:イ・ソンギュン
ストーリー
刑事コ・ゴンスは母の葬儀の夜に飲酒し、車で人を轢いてしまう。
遺体を埋め、証拠隠滅を計り、日常に戻るのもつかの間、「お前が人を轢き殺したのを知っている」という匿名の電話きて、物語はとんでもない展開に向かっていく・・・。
悪徳主人公
おはようございます!ザキさんです!
この作品の主人公は娘を育てるシングルファーザーなんですけど、とにかくダメダメ人間です。
横領や賄賂は当たり前。娘との約束も守らず、挙句の果てに轢き逃げと死体遺棄。
「こんな主人公いるのかよ」
と目を疑う展開の連続です。
でもそこが魅力的な部分でもあります。
終始この主人公がハラハラドキドキのピンチの連続で、途中から感情移入していってしまいます。
頑張りすぎないこと
ザキさんは日々、いい父親でいようと奮闘しています。
でもたまにそれが凄く疲れてしまうんですよね。
ちゃんとしようちゃんとしようとすればするほど負担になることありませんか?
この作品を観て、まったく尊敬できない主人公ですけど、
たまにはいい父親像の役割を脱ぎ捨てて、サボるのも大事だなと思いました。
現代はストレス社会です。
ひと昔と違って父親も家事に参加する時代になっています。
この風潮はよくもありますが、同調圧力にもなってしまう危険性もはらんでいます。
家庭ひとつひとつ状況は違います。
その家庭にあったベストを目指していくのが大切なんだと改めて実感しました。
ノンストップジェットコースタームービーの傑作
話は『最後まで行く』に戻りますが、
この作品は最初から最後まで全く気の抜けない展開で、あっという間の2時間です。
仕事と子育てに疲れたら、これを観てスカッとしてください。
ではまた!
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