映画『リメンバー・ミー』

監督:リー・アンクリッチ
主演:アンソニー・ゴンザレス

ストーリー

遠い昔、メキシコのサンタ・セシリア出身のリヴェラ家の夫が、音楽家になる夢のために家族を置いて家を出てしまう。

そのせいで妻のママ・イメルダは家族を引き裂いた音楽を嫌うようになり、

【音楽禁止の掟】を立て、それは代々リヴェラ家で引き継がれてきた。

主人公のミゲルはその掟の中で、密かにミュージシャンになることを夢に見ていた。

年に1度、亡くなった先祖が家族に会いに来るといわれる死者の日

ミゲルは伝説のミュージシャンであるエルネスト・デラクルスのギターを弾いたことにより死者の世界に足を踏み入れてしまう・・・。

メキシコと日本の共通の死生観

おはようございます!ザキさんです!

この作品はメキシコで信仰される死者の日が舞台になっています。

日本にも似たような文化があります。

そう、お盆です。

なのでこの作品はとても日本人に飲み込みやすい設定になっていると思います。

完全な死とは

『リメンバー・ミー』の劇中に出てくる重要な設定で、

【死者は、生者の世界でみんなに忘れ去られてしまうと、死後の世界で2度目の完全な死を遂げてしまう】

というものがあります。

つまり誰もその人の写真を飾らず、誰1人として先祖のことを思い出さなくなってしまうと、

ご先祖様は完全に消えてしまうんですね。

これを子供と観て、じいじいじとばあばあば(我が家では曾祖父と曾祖母をこう呼びます)にお線香をあげようねということになりました。

ザキさんが生まれるには

例えばザキさんがこの世界に生まれてくるには、父母がいて祖父母がいて曾祖父母がいて・・・となっていきますよね。それを遡っていくと、ザキさんの20代前のご先祖様はなんと100万人を超えるんです!

この誰1人が欠けてもザキさんという存在は無いことになりますし、
愛する我が子たちの存在も無いことになるんです。

そう考えるとそれだけでご先祖様には感謝ですよね。

『リメンバー・ミー』を子供たちと観たことで、改めてご先祖様との向き合い方を考えるようになりました。

死生観や先祖供養の教育にはばっちりの作品になっています。

ぜひご覧ください!

ではまた!

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