監督:宮崎 駿
主演:神月 柚莉愛 土井 洋輝
おはようございます!ザキさんです!
今回は宮崎 駿監督の『崖の上のポニョ』をご紹介します。
この作品は一見、子供向けの楽しいアニメ映画に思えますが、ある強烈なメッセージを込めているんです。
そのメッセージとは何なのか。
ではいきましょう!
『ポニョ』に出てくる親たち
「ダメな親である」
この一文を監督は構想の1ページに記したようです。
『崖の上のポニョ』に出てくる主な【親】4人ともダメなんですけど、
今回はその中の2人に絞ってお話しします。
リサ
宗介の母。介護施設で働いている。
耕一
宗介の父。貨物船の船長。
まずリサは、海に出っぱなしで全く家に帰らない耕一にイライラしています。
クルマも、宗介を乗せて猛スピードで走っています。とても危険です。
でも当然ながら家に全く帰ってこない耕一にも原因あります。
耕一は海でグランマンマーレと出会い「観音様」と表現します。
昔は風俗に行くことを「観音様を拝みに行く」と言っていたので、そんな意味も隠されているのかなと思いました。
宗介がポニョをバケツに入れて水道水をかけてあげるシーンがあるんですが、
これは水の生物に絶対にやってはいけないことなんですよね。
これは監督が意図して【何も教えない親】として描いています。
でもリサも耕一も宗介に優しく、そんなダメ親には見えないようになっているんですけどね。
『ポニョ』から学んだこと
では何を教えるのか。
いろんな学校で学ばない知識を教えるのもとても大事ですよね。
水道水にはカルキが含まれているから、それを抜かないと魚は死んでしまう。
なんてのも子供には大事な教育だと思います。
でもそれ以上に大事だと思うのは、
自分が【1番大好きなこと・熱中できること】を見せて教えることだと思います。
親が楽しむ。熱中する。そうすると子供は「なんか楽しそう」となって、
自然と寄ってきます。
それを一緒に楽しむ。
これが大事なんじゃないかと思うんですね。
子供は仕事三昧で帰りの遅いお父さんを見てれば、自然とその道を選んでいくでしょうし、
そんなお父さんに毎日イライラしているお母さんを見てれば、子供もお父さんを嫌いになりますし、下の子や友達にも同じ態度をとることでしょう。
子供は親を真似ます。
以前、長男が妹を怒るときに、僕や奥さんにソックリで恥ずかしくなったことがあります。
子供は親を見ています。
親が楽しそうにしているなら、そう見ますし、
毎日機嫌が悪そうにしている親なら、その通りに見ます。
そしてそれを真似るんです。
いろいろ悩むこともたくさんありますけど、子供の前では楽しそうに好きなことに熱中している親でありたいと思う今日この頃でした。
ではまた!
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